子犬のワクチンは? いつから散歩デビューはいいの? 本日、わが家の子犬の3回目のワクチン注射をしてきました。一応、これで「子犬のワクチン注射」は終わったので、抗体ができる1週間後には散歩デビューできそうです。
子犬のワクチンって、必要性も含めて、どのようなタイミングで注射をしたらよいのか?! 今回はこれらを記事にまとめました。
子犬のワクチン(予防接種)3回目終了!1週間後に散歩デビュー
わが家の愛犬、トイプードルのメスですが2019年7月20日生まれです。1回目のワクチン注射が9月18日、2回目10月18日、そして、今回3回目が本日(11月20日)でした。
ワクチン注射の必要性は?!
ワクチン注射も、そこそこの費用がかかりますので、飼い主には『どうして打たなければならないの? 打たなければどうなるの?』という気持ちもあるでしょう。
「ワクチンの役割」について深く理解をすることは、皆さまと生活する愛犬を守ることにもつながります。
生まれたばかりの子犬は、「免疫系統」が未発達!抗体を作れない?
生まれたばかりの子犬は自分免疫抗体を作ることができません。抗体を自分で作れるようになるまでは、お母さんの母乳に含まれる「移行抗体」という免疫抗体により、さまざまな病気から守られています。
もしも、母犬が、ワクチンを打っておらず、抗体がないと、移行抗体も当然存在しません。
こうしたこともあり、子犬をブリーダーから購入する際には「母犬がワクチン注射をしていることを確認」します。
生後3週間~4週間ほどで母乳から離乳食に変わる
この移行抗体は、生後3週間~4週間ほどすると「母乳から離乳食に変わること」もあり、生後6週目あたりから徐々に減少し始め、12~14週目には完全に消滅してしまいます。
この時期になると、子犬も自分自身で免疫抗体を作れるようになってきます。しかしながら、移行抗体も徐々に減少するために、感染病に対する耐性が低くなってしまいます。
そこで、必要になってくるのが、感染病に対する免疫抗体の作成を補助するワクチン接種というわけです。
ワクチンを接種で感染病に対する抗体を作る?!
ワクチンを接種することで、子犬が自分自身で感染病に対する抗体を作ることができます。
ところが、ここで「問題が一つ」あります。移行抗体がまだ大量に残っている間は、ワクチンを打ってもバウンドしてしまって「抗体」が作ることができません。
言い換えれば、子犬を守るためのお母さんの「移行抗体がワクチンを拒否してしまう」ということです。
母犬からの「移行抗体」は、いつ切れるかは正確には分からない!!
さらに、母犬からの「移行抗体」は、いつ切れるかが正確にはわからないのです。
・移行抗体が少なくなる→感染症に対して無防備になる
・移行抗体が多い→ワクチンを接種しても移行抗体に阻まれ、効果がないことがある
つまり、「移行抗体」の効果が切れる時期がこの時期、感染病に対して何らかの対策はしておかなければならない・・・』
この問題を解決するために、考えられたのがワクチン接種プログラムです。
「移行抗体」が減少し始める6週目~完全に無くなる14週目までの間!!
ワクチン接種のプログラムでは、移行抗体が減少し始める6週目くらいから完全に無くなってしまう14週目までの間に、日数をあけつつ、2~3回に渡ってワクチンを接種するという手法です。
ワクチンが効いているかどうかは、血液検査で分かりますが、わざわざ高いお金を出して検査するよいrも「ワクチンを複数回打ってしまったほうが早く安く済む」というわけです。
ワクチン注射の回数は?!
「いつワクチンを何回接種すればいいのか?」に対する回答は、最終的に感染病に対する抗体ができればよいのです。
最近のワクチンは、技術の進歩により、母親の「移行抗体の影響を受けにくく」なってきています。
「生後45~60日前後に最初のワクチンを打っている」限りは、それほど心配の必要はないでしょう。
重要なのは、引き渡し前に「ブリーダー段階」で必ず1回目のワクチンを接種していることです。
ここさえきちんと守っていれば、大切な子犬が感染症で死ぬということはまずないでしょう。
1年に1回ワクチンを接種するのが理想
人間の予防接種の場合は、一度接種するとたいていは一生にわたり効果が継続しますが、犬の場合は、その免疫力は時間とともに徐々に落ちてきます。
初年度のワクチン接種プログラムにより得られた免疫抗体は、約1年間効果が持続するので、その後は、1年に1回ワクチンを接種するのが理想です。「1年に1回ワクチンを追加接種すること」により、下がってきた抗体価を再び上昇させて、感染に対する免疫力を高めることができます。
ワクチンを打たないと感染病に必ずかかるの?
ワクチンを打たないとどうなるの?の「答え」は、必ず感染病にかかるというものではありませんが、その確率は、打たないときと比べて「かなり高くなる」ということです。
逆に、ワクチンを打ったからと言って、100%感染症を防げるということでもないです。
ウィルスは目に見えませんので、どこで感染するかは、誰にも予測ができません・・・。動物病院やペットショップ、ドッグランなどの動物の多い所、散歩中の道端など、あらゆる所にウィルスは存在しています。
死に至る怖い感染もある!!
パルボやジステンパーなどは、感染すると簡単に死に至る本当に恐ろしい病気です。この怖い病気を数回ワクチンを接種することにより、“ほぼ完全”に防げるとしたら、ワクチン接種の意味は非常に大きいと言えるのではないでしょうか?!
子犬の命を守るためにも、ワクチン接種は、必ず行うべきですね。
まとめ:わが家の愛犬は空輸を経験?! その影響は?
わが家の愛犬は、生後2ヵ月とちょっとの時期に、空輸でわが家まで届けられました。その時間は約半日もかかりました。
「子犬の引き渡しの時」が一番注意を要します。急な環境の変化でストレスを感じ、免疫力が低下して感染する確率が飛躍的に高まります。
うちの場合は、ブリーダーがワクチン注射を子犬にした日からちょうど1週間目の空輸でした。実際のところ「この時間的なスケジュール」には、筆者自身はヒヤヒヤしました。
ですが、ブリーダーと話をして、結局のところ『これで行こう!!』という話になりました。
3回目のワクチン注射が終わったことで、1週間後くらいをメドに「散歩デビュー」をさせたいと思っています。
次回以降は、ワクチンの種類や防げる病気のことなどを紹介します。
本日も、ブログ記事を最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
追伸:筆者は、ペットショップでトイプードルを飼いませんでした。
ブリーダーからの直接販売で「トイプードルのオーナー(飼い主)」になりました。
その理由は ↓こちらをご覧ください。